保護者の悩み体験談まとめひとり親経済的支援

ひとり親家庭と不登校|一人で背負う不安と向き合った体験談

シングルマザー・シングルファザーとして子どもの不登校に向き合った保護者のブログを読み、経済的な不安、仕事との両立、周囲の目との向き合い方を整理しました。note.comなどの体験談を要約しています。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

ひとり親家庭で子どもが不登校になると、判断も対応もすべて一人で背負うことになりがちです。相談できる相手が身近にいない、仕事を休めない、経済的な余裕がない——そうした事情が、悩みをより重くすることもあります。この記事では、シングルマザー・シングルファザーの保護者ブログを読み、共通する悩みを整理しました。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。

一人で背負う判断の重さ

  • 子どもの世話に関するあらゆる判断が一人に集中する、という声がありました。 食事、送迎、医療、教育など「生きていくために必要なこと」すべてを一人で担い、次第に気楽さから不安とプレッシャーに圧倒されていった、というシングルファザーの記録があります(シングルファザーになって気づいた「他者のために存在する自分」という感覚)。
  • 約4年間続く不登校に向き合いながら、自責の念に苛まれた父親の記録もありました。 子どもが「学校に行かなきゃいけないのは分かってる」と泣きながら訴える姿に、無力感を感じたという体験です(不登校、受験生パパのリアル記録)。

周囲の「甘え」という言葉との闘い

ASDの特性を持つ子どもが不登校になったことで、周囲から「甘やかしちゃだめ」「親がしっかりしていないから」と批判され、自分の判断が揺さぶられ続けた、という母親の記録がありました(「わがまま」なんかじゃない。不登校に貼られたレッテルを剥がしたい)。子どもの苦しさを理解していても、周囲からは「育て方が甘い」と判断され、親自身も傷つき続けるという体験も綴られています(「わがまま扱い」される不登校児と、その陰で傷つく親たち)。

「普通の生活はどこに行っちゃったんだろう」と、登校できていた頃との比較に心が疲れていく——そんな感覚から、「ない」ものではなく「ある」小さなこと(一緒の食事や笑い)に意識を向け直すことで、少し楽になれたという声もありました(「ないものねだり」って、実はふつうに「親あるある」)。

仕事との両立という現実的な葛藤

シングルマザーとして唯一の経済的な支柱であるため、子どもの不登校で時間的な余裕がほしくても、仕事を休めない・減らせないという現実がある、という声がありました(不登校★子供も仕事もどっちも大事!シングルマザーはどうしたらいい?)。

学校への欠席連絡を毎日入れること自体が心理的な負担になり、担任に相談して免除してもらうほど疲弊していた、という記録もあります。教育相談センターや心療内科、親の会など複数の専門機関と関わる中で、「学校は行くべき」という考えを手放したことで気持ちが楽になったという転機も語られていました(母子家庭 子どもの不登校。やったことと、結果と、反省。)。仕事と育児の両立の工夫は仕事と不登校対応の両立まとめも参考になります。

一人で全責任を背負う状況では、親のキャパシティが限界に達するまで苦しみ続けやすい——というのが複数のブログに共通する視点でした。頼れる先を一つでも増やすことが、状況を変える手がかりになるようです。

頼れる先を増やすためのヒント

体験談から読み取れる、一人で抱え込まないための具体的な工夫です。

  • 「甘え」という言葉を真に受けない。 周囲からの心ない言葉に判断を揺さぶられそうになったとき、専門家(スクールカウンセラーなど)の見解を拠り所にすることが、自分の判断を守る助けになります。
  • 欠席連絡など事務的な負担を減らす相談をする。 毎日の欠席連絡が心理的な負担になっている場合、担任に免除や簡略化を相談できることがあります。
  • ひとり親家庭向けの制度を確認する。 児童扶養手当や就学援助など、ひとり親家庭向けの経済的支援制度が使える場合があります。自治体の福祉窓口で確認してみてください。
  • 「ない」ものより「ある」ものに目を向ける。 登校できていた頃との比較で消耗するより、今ある小さな幸せ(一緒の食事など)に意識を向け直すことが、気持ちを楽にする工夫として語られていました。

よくある質問

Q. 相談できる相手が身近にいません。どこから始めればいいですか?

まずは自治体の教育相談窓口やひとり親家庭支援センターに電話してみることができます。オンラインの親の会など、対面が難しい場合の選択肢もあります。オンラインでつながった保護者の体験談も参考にしてください。

Q. 仕事を休めず、学校とのやりとりに十分な時間が取れません。

学校との連絡方法をメールなど時間を選ばない形に変更してもらえないか相談する方法があります。仕事との両立の工夫は仕事と不登校対応の両立まとめも参考にしてください。

参考にしたブログ

相談先

一人で抱え込まず、学校のスクールカウンセラーや自治体の教育相談窓口、ひとり親家庭向けの福祉窓口など、複数の相談先を組み合わせることが負担の軽減につながります。

出典(公的情報)