保護者の悩み体験談まとめ友達関係居場所

不登校の子が学校以外の場所で新しい友達・仲間と出会った体験談

「友達ができないのでは」という不安を抱えながらも、通信制高校・定時制高校・放課後等デイサービスなど、学校以外の場所で新しい友達や仲間に出会えた——そんな保護者・当事者のブログを読み、体験を整理しました。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

不登校が続くと、「学校に行かなければ友達ができないのでは」という不安を抱える保護者や本人は少なくありません。この記事では、学校以外の場所で新しい友達・仲間に出会えた体験を綴ったブログを読み、共通する気づきを整理しました。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。

通信制高校・定時制高校で出会った仲間

  • 通信制高校には「似たような境遇を経験してきた人が集まっている」ため、変に気を遣わずに済んだ、という当事者本人の記録があります。 毎日同じ教室にいるわけではなくても、放課後に友達と遊びに行くこともあり、不登校経験者にとって安心できる人間関係を築きやすい環境だった、という体験です(通信制高校のリアル〜メリット・デメリット、包み隠さず話す〜)。
  • N高等学校のネット部活で同じ趣味を持つ子と出会い、オンラインでのやりとりを経て、スクーリングで初めて対面し親友に発展した、という記録もありました。 オンラインでの関係が、対面での関係へと自然に広がっていったプロセスが綴られています(通信制高校は楽しい? つらい・暗・行きたくないのリアル)。通信制高校の選び方は通信制高校の選び方まとめも参考になります。
  • 定時制高校には「クラス替えがない」ため、昼間に仕事をしている人や、様々な事情を抱えた年齢もバックグラウンドも幅広いクラスメートとの深い関わりが生まれた、という卒業生の記録もあります。 通常の高校では出会えなかった人間関係の広がりが、「定時制=負け組」という世間のイメージとは違う実感につながっていった、という体験です(定時制=負け組は本当か?夜の教室で見たリアル)。

放課後等デイサービス・地域の居場所で出会った仲間

学校以外の福祉的な居場所で、思いがけない交流が生まれた記録もありました。放課後等デイサービスの体験利用で、支援員と話し込んだり、利用者の中学生とゲームの話で盛り上がったり、小学生たちとかくれんぼをしたりする中で、「家族や支援者以外の人と自然に話せたこと」「同年代と同じ空間にいられたこと」に喜びを感じている様子が見られた、という保護者の記録があります。この体験は数回で終わり継続には至らなかったものの、「一度でもそうした時間を持てたこと」自体が意味を持っていた、という振り返りです(居場所はどこに?不登校の自閉症息子、制度の狭間でもがき探し続ける)。放課後等デイサービスの制度としての詳細は放課後等デイサービスとは?で解説しています。

共通して見えてきたこと

複数のブログに共通していたのは、「変に気を遣わなくていい」「ありのままでいられる」という心理的な安心感が、友達作りの前提条件になっているという点です。学校という単一の環境にこだわらず、通信制高校・定時制高校・地域の福祉サービスなど、複数の選択肢の中から本人に合う場を探すことが、新しい人間関係につながっているようです。また、オンラインでのやりとりから対面の関係へと自然に発展していくケースも複数見られ、いきなり対面で仲良くなることを目指さなくてもよい、という安心材料にもなります。

「友達ができるかどうか」という保護者の不安は、実際には選ぶ環境次第で大きく和らぐことがある——というのが複数のブログに共通するメッセージでした。オンラインでのつながりについては不登校の子とオンラインゲーム・SNSの居場所、フリースクールでの友達作りはフリースクールに通い始めてからの実際まとめも参考になります。

相談先

学校以外での居場所・交流の機会は、教育支援センターやフリースクール、放課後等デイサービスの窓口でも相談できます。

参考にしたブログ

出典(公的情報)