こども食堂居場所地域の居場所

こども食堂とは?誰でも利用できる地域の居場所を解説

「こども食堂」は、子どもが一人でも行ける無料・低額の食堂で、全国に1万2千か所以上あります。生活困窮世帯に限らず誰でも利用できること、食事だけでなく「居場所」としての役割、探し方・利用のしかたを解説します。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

学校に行きづらい時期、家と学校以外の「第三の居場所」を探している家庭にとって、選択肢の一つになるのが「こども食堂」です。生活が苦しい家庭のためだけの場所と誤解されがちですが、実際にはもっと開かれた場です。

こども食堂とは

**こども食堂とは、子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂で、食事の提供とあわせて、孤食の解消や地域交流の場としての役割を担う、地域住民やボランティアによる民間発の取り組みです。**農林水産省も、家庭における共食(一緒に食事をとること)が難しい子どもたちへの取り組みとして紹介しています(農林水産省)。

全国のこども食堂は年々増え続けており、2025年度時点で全国12,602か所に上るとされています(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ調べ)。都道府県ごとに支援ネットワーク団体があり、地域のこども食堂を検索できる仕組みも整いつつあります。

「生活困窮家庭専用」ではない

**こども食堂の多くは、利用に条件を設けていません。**むすびえの調査では、参加条件を設けていない「コミュニティ型」が全体の8割以上を占めるとされています。子ども本人だけでなく、保護者や地域の高齢者など幅広い世代が参加できる場として運営されているところがほとんどです。

つまり、経済的に困っていなくても利用してよい場所です。「うちが利用したら生活が苦しいと思われるのでは」と気にする必要はありません。

「居場所」としての役割

こども食堂は食事の提供だけでなく、**学校でも家でもない「第三の居場所」**として機能している側面があります。地域のボランティアや、普段の学校生活とは違う世代・関係性の人たちと自然に交流できる場になり得るという点は、学校に行きづらい時期の子どもにとって意味を持つことがあります。学校以外の居場所での交流体験は不登校でも新しい友達に出会えた体験まとめでも紹介しています。

利用のしかた

  • 多くは月1〜数回、決まった曜日・時間に開催されます。 毎日開いているわけではないため、お住まいの地域のこども食堂の開催情報を事前に確認してください。
  • 予約が必要な場合とその場で参加できる場合があります。 運営団体によって運営方法は異なるため、初めての場合は電話やSNSで事前に問い合わせておくと安心です。
  • 地域の社会福祉協議会や自治体の子育て支援窓口、むすびえなどの支援ネットワーク団体のサイトで、近隣のこども食堂を探すことができます。

よくある質問

Q. 生活が特別苦しいわけではありませんが、利用してもいいのでしょうか?

はい。こども食堂の多くは利用条件を設けておらず、誰でも参加できる「コミュニティ型」として運営されています。経済状況にかかわらず、気軽に利用してよい場所です。

Q. 不登校の子どもも利用できますか?

利用できます。学校に行っているかどうかを問わない地域の居場所として運営されているところがほとんどです。学校でも家でもない場所での交流が、本人にとって良い変化のきっかけになることもあります。

Q. 近くにこども食堂があるかどうか、どうやって調べればいいですか?

お住まいの自治体の子育て支援窓口や社会福祉協議会、または都道府県ごとの支援ネットワーク団体のウェブサイトで、近隣のこども食堂を検索できます。

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