保護者の悩み体験談まとめオンラインゲーム居場所

不登校の子とオンラインゲーム・SNSの居場所|保護者の体験談

不登校の子どもにとってオンラインゲームやSNSでの友人関係が居場所になった体験を、保護者のブログから整理しました。ゲーム依存への不安から共感へと変わっていく過程を要約しています。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

不登校の子どもがオンラインゲームやSNSに没頭する姿を見て、「依存してしまうのでは」と不安になる保護者は少なくありません。一方で、そこでの友人関係が子どもにとって大切な居場所になっていた、という体験を綴ったブログも複数見つかりました。この記事ではその内容を整理しています。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。

「唯一つながれる場所」という気づき

  • ゲーム内での友人関係が、子どもが「つながることができる唯一の場所」だと気づいた記録があります。 ゲーム禁止という対応から、共感・理解へとアプローチを変えていった、という体験でした(ゲーム依存の理由、スマホばかりの不登校への対応方法)。
  • 起立性調節障害による不登校の中、ゲーム友達を見つけるアプリを通じて高校生・大学生と健全に交流するようになった、という記録もありました。 このつながりが朝起きる動機付けとなり、「もっとコミュニケーションを取れる場に行きたい」という気持ちにつながっていった、という体験です(中2息子が使っている「ゲーム友達を見つけるアプリ」と、その効果)。

ゲームの中で見つけた役割と居場所

オンラインゲームのコミュニティでギルドを立ち上げ、リーダーシップを発揮した経験が心の支えとなり、最終的に保健室登校を経て社会復帰につながった、という当事者本人の記録もありました(中学不登校の私がネトゲ恋愛で社会復帰した話)。オンラインフリースクールで同じ趣味の仲間との毎日のチャットを通じて言葉を交わす機会が増え、ボイスチャットから実際のイベント参加へと自然に進んでいった、という記録もあります(オンラインフリースクールってどう?)。

依存への不安から理解への転換

「変な友達とつながっていないか」という不安を抱えながらも、実際にはネット友達が「心の拠り所」「本音の相談相手」として機能していたと気づいた記録がありました(不登校★ネット友達って大丈夫?)。オンラインゲーム友達との関わりが「共感できる友人」「実生活での外出のきっかけ」になっていた、という記録もあります(不登校★オンラインゲーム友達の心配)。

友人関係のプレッシャーからLINEを削除して一時的に人間関係を絶っていた子どもが、その後親の価値観の転換を経て復学に至った記録(LINEアプリを削除して友達と関わりを絶った不登校の息子)や、不登校時代の「一人で無言のゲーム」から、復学後「友達と楽しそうにオンラインゲームをする」姿への変化を見守った記録(友達と笑いながらオンラインゲームをやってる息子を見るのが好き)もありました。ゲームを「浮き輪」に例え、傷ついた子どもが生きるために必要な「心の安定装置」だと捉え直した記録もあります(不登校の子どものゲーム依存を考える)。ゲーム・スマホとの付き合い方はゲーム・スマホとの付き合い方まとめも参考になります。

「ゲームは逃避ではなく、心の安定装置」——という視点への転換が、複数のブログに共通していました。禁止や制限よりも、その中にある子どもなりのつながりを理解しようとする姿勢が語られています。

オンラインの居場所を見守るときのポイント

体験談から読み取れる、安全に活用するための工夫です。

  • 「誰と」「どう」つながっているかに関心を持つ。 交流内容を完全に把握できなくても、どんな相手と、どんな雰囲気で交流しているかを時々尋ねる関心を持つことが、リスクの早期発見につながります。
  • 禁止より理解を優先する。 体験談に共通するのは、頭ごなしの禁止より、その関係が子どもにとってどんな意味を持つかを理解しようとする姿勢が、信頼関係を保つ鍵だったという点です。
  • オフラインとの接点を無理に急がない。 ボイスチャットからリアルイベント参加へと自然に進んだ例もありますが、そのペースは本人に委ねることが大切なようです。
  • 心配な兆候があれば早めに相談する。 見知らぬ大人とのやり取り、金銭のやり取りなど、明らかにリスクの高い兆候が見られる場合は、早めにスクールカウンセラーや警察の相談窓口に相談することも検討してください。

よくある質問

Q. ネットで知り合った友達と会おうとしています。止めるべきですか?

年齢や相手の素性が分からない場合は慎重な判断が必要です。会う前に必ず親に伝える、公共の場で会う、可能であれば親も同行するなど、安全を確保するルールを事前に決めておくことをおすすめします。

Q. ゲーム内の友人関係が、学校の友人関係より大切そうで心配です。

体験談では、オンラインの友人関係が「唯一つながれる場所」として機能し、結果的に社会復帰のきっかけになったケースが複数ありました。学校の友人関係だけが唯一の正解ではない、という視点も大切なようです。

参考にしたブログ

相談先

ゲームやSNSとの付き合い方に不安があるときも、スクールカウンセラーや教育支援センターに相談できます。

出典(公的情報)