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不登校とゲーム・スマホ|取り上げる前に読みたい保護者の体験まとめ

不登校の子がゲームやスマホばかりで心配、依存では——note.comなどの保護者ブログから、取り上げずにルールを作った体験、対話でルールを決めた工夫、ゲームが居場所や再登校のきっかけになった話を整理しました。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

不登校の子が一日中ゲームやスマホに向かっていると、「依存では」「取り上げたほうがいいのか」と心配になります。でも取り上げると関係がこじれる——この悩みは保護者ブログに繰り返し登場します。

この記事では、ゲーム・スマホ・ネットとの付き合い方についての保護者ブログを読み、共通する悩みと工夫を整理しました。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

なお、こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。

「取り上げる」より「ルール化」

保護者ブログで共通していたのは、完全に取り上げるのではなくルールで折り合うという選び方です。取り上げると子どもが行き場を失い、かえって関係が冷え込む、という懸念が多く語られていました。

ルールは「対話」で決める

  • 子どもの希望(LINE・YouTube・TVerなど)を聞いたうえで、「親が全部管理すると自己管理が育たない」と考え、3か月の試行期間つきの最低限のルールにした、という記録があります(我が家のルール、話し合いの末こうなりました)。
  • オンラインゲームも完全禁止ではなく、リアルの友達のみ・課金は要相談といったルールを親子で作っていく方針の記録もありました(小学生とオンラインゲーム)。

ゲーム・スマホが「居場所」になることも

  • スマホを許可したことで、LINE経由の友人関係が後の登校につながり、親子の会話のきっかけにもなった、という記録があります。「副作用より効果が高ければ使う価値がある」と判断を転換した、と綴られています(不登校混乱期①スマホについて)。
  • YouTubeのゲーム実況を始めたことで時間管理の意識が芽生えて朝起きるようになった子や、マインクラフトで自由研究に挑戦した子など、「ゲームは使い方次第」という気づきの記録もありました(不登校でも、ゲームやスマホを取り上げなくていい理由)。
  • 1日7〜9時間ゲームに熱中する姿に反発していた親が、「夢中になれるのは才能」と捉え直したら子どもが自分らしくなっていった、という記録もあります(不登校とゲーム三昧のこと)。

ゲームを「悪」ではなく「心の避難所・浮き輪」と捉え、無理に奪うより他に安心できるものを増やす——という視点が共通していました。家での過ごし方全般は不登校の子との向き合い方まとめも参考になります。

ルールを決めるときの進め方

体験談から読み取れる、対立を避けながらルールを作るコツです。

  • 一方的に決めず、子どもの希望を先に聞く。 使いたいアプリやゲームを本人に挙げてもらってから、時間帯や上限を一緒に決める進め方が、体験談に共通していました。
  • 「試行期間」を設けて見直す前提にする。「まず3ヶ月試してみる」といった期限を決めておくと、ルールを固定的にせず柔軟に調整しやすくなります。
  • 端末の機能制限を活用する。 スマホのスクリーンタイム機能などで、時間帯や利用時間の上限を設定できます。話し合いで決めたルールを技術的にサポートする形で使うと、対立を減らせます。
  • 課金・オンラインでの交流範囲は個別にルール化する。 課金は要相談、対戦相手はリアルの友人のみなど、リスクの高い部分だけピンポイントでルールを決める家庭が多いようです。

よくある質問

Q. 1日中ゲームをしていて、依存症ではないかと心配です。

体験談では、完全に取り上げるより、ルールの範囲内で見守ることで落ち着いていくケースが多く見られました。ただし、睡眠や食事が大きく乱れる、暴力的な言動が増えるなど生活に深刻な影響が出ている場合は、医療機関やスクールカウンセラーへの相談も検討してください。

Q. ゲームがきっかけで友達ができ、外出や再登校につながることはありますか?

体験談にも、オンラインゲームやSNSを通じた友人関係が、結果的に再登校のきっかけになった例がありました。ゲームそのものを否定するより、そこで生まれるつながりに目を向けることが役立つようです。

参考にしたブログ(保護者の体験)

相談先

ゲームやネットの使いすぎが心身に影響していると感じるときは、スクールカウンセラーや自治体の相談窓口、医療機関にも相談できます。

出典(公的情報)