保護者の悩み体験談まとめ運動不足体力

不登校と運動不足・体力低下まとめ|7家庭の保護者ブログに残る試行錯誤

不登校の子を持つ保護者のブログ7本を読み、体力低下への心配、直接誘っても動かない子どもへの工夫(親が先に運動する・ゲーム化・散歩)、再登校時に体力が壁になる現実を整理しました。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

家で過ごす時間が長くなると、気になってくるのが運動不足と体力の低下です。「運動しよう」と誘っても動かない——そんな中で各家庭が見つけた工夫が、当事者ブログには具体的に記録されています。

この記事では、保護者自身が書いた体験ブログ7本を実際に読み、運動不足をめぐる悩みと工夫を整理しました。文中の内容はいずれも各記事の要約(意訳)であり、原文はリンク先でお読みいただけます。

① 直接の誘いはほぼ効かない

  • 「運動しよう」では動かない。 複数のブログに共通するのが、直接的な誘いが機能しなかったという経験です。うまくいったのは、運動と意識させない形——遠めの店へおやつを買いに歩く、外食を目的に出かける、といった「別の目的」を前に出す方法でした(スモールステップ運動法)。
  • 親が先に楽しむと、子どもがついてくる。 母親が自分の筋トレを始めて「腹筋10回できた」と見せたところ、子どもが対抗して参加し始めた記録があります(不登校の子どもが運動不足だから母が運動してみた)。
  • ゲーム化と「親の弱さ」の開示。 運動が苦手な発達特性のあるお子さんの家庭では、リング型のフィットネスゲームを導入し、親が「腕立て1回もできない」姿を見せたことで子どものやる気に火がついた、という記録もあります(運動不足の我が家に、リングフィットを導入してみた)。

② 親自身の体力も落ちている

  • 親子で運動不足になる悪循環。 子どもと家で過ごす時間が長くなり、親自身の外出も減って気分が沈む——寒い季節はなおさら、という率直な記録があります。「ランニングマシンを買ってくれたら走る」という娘の提案に糸口を見た、という続きも記録されています(不登校 運動不足太陽不足)。
  • トランポリン施設で親がヘトヘトに。 誘いに乗らない長女は置いて、次女と施設で跳んだら親が疲れ果てた——という記録は、親自身の体力低下の実感と、無理に全員を動かさない割り切りの両方を示しています(元気な次女と運動不足の母、トランポリンを跳ぶ)。

③ 散歩は回復のサインにもなる

  • 朝の犬の散歩に自分から行き始めた。 昼夜逆転していた息子が、通学中の学生に会わないルートを自分で考えて朝の散歩に出るようになった——親はこっそり喜んだ、という記録があります(息子が朝一、犬の散歩にひとりで行く)。外出の再開は外に出られない時期まとめでも扱ったとおり、本人が安心できる時間帯・ルートから始まることが多いようです。

④ 再登校のとき、体力が壁になる

朝起きられない・立ちくらみなどの症状がある場合は、体力ではなく起立性調節障害の可能性もあります。

悩み別・相談先の目安

よくある悩み 相談先の目安
体力低下・体重変化が心配 小児科、受診まとめ
体を動かせる居場所を探したい 教育支援センター(運動プログラムのある所も)、習い事まとめ
生活リズムも乱れている 昼夜逆転まとめ

具体的な窓口の住所・電話番号は自治体から相談先を探すからご覧ください。

運動不足を解消するときのコツ

体験談から読み取れる、実践しやすい工夫です。

  • 「運動しよう」と直接誘わない。 複数の体験談で、直接的な誘いより「別の目的」(おやつを買いに行く、外食に行くなど)を前面に出す方が動きやすいという共通点がありました。
  • 親が先に楽しむ・弱さを見せる。 親が自分の運動を楽しんでいる姿や「できない」姿を見せることが、子どもの参加意欲を引き出すきっかけになっていました。
  • 無理に全員を動かそうとしない。 一人が乗り気でなくても、他のきょうだいだけで運動する、といった割り切りも体験談に見られました。
  • 再登校後の欠席は体力の問題と捉え直す。 復学後に時々休むことがあっても、それを「逆戻り」と捉えず「たまたま調子が悪いだけ」と考えることで、親子ともに楽になったという記録がありました。

よくある質問

Q. 運動を誘っても全く応じません。無理にでもさせるべきですか?

体験談では、無理に運動させるより、親が楽しむ姿を見せることから始めた家庭が多く見られました。焦らず、興味を持つきっかけを待つ姿勢が大切なようです。

Q. 再登校後、体力が続かず休みがちです。また不登校に戻ってしまうのでしょうか?

体験談にもあるように、体力面での欠席を「逆戻り」と捉えすぎないことが大切です。回復期には体力の波があることも自然な過程として理解し、徐々に体力がついてくるのを見守る姿勢が役立ちます。回復期のサインについては回復期・動き出しのサインまとめも参考にしてください。

参考にしたブログ

出典(公的情報)