保護者の悩み体験談まとめ起立性調節障害身体症状

「朝だけ起きられない」は甘えなのか|起立性調節障害と不登校、保護者の体験まとめ

不登校の子を持つ保護者のブログから、朝起きられない・頭痛や腹痛といった身体症状、起立性調節障害(OD)の診断や受診に関する体験を整理しました。「怠けなのか病気なのか」と迷った保護者のリアルな声と、公的な相談先をまとめています。

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「夜は元気なのに、朝になると起きられない」「頭が痛い、お腹が痛いと言って動けない」——不登校の始まりに、こうした身体症状に戸惑う保護者は少なくありません。怠けなのか、本当に体調が悪いのか。その判断に迷う気持ちが、note.com などの保護者ブログには数多く綴られています。

この記事では、朝の身体症状や起立性調節障害(OD)に関する保護者の体験ブログを読み、共通する悩みと気づきを整理しました。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

なお、こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。朝起きられないことへの悩みも、多くの家庭が経験しています。

「夕方は元気」という日内変動に戸惑う

保護者ブログでもっとも多く語られるのが、午後から夕方には元気になるのに、翌朝はまた起きられないという日内変動への戸惑いです。

  • 秋口に頭痛と腹痛を訴えて登校できなくなり、最初の小児科では風邪の範囲でしか診断されず、診断がつくまで1か月以上かかった、という記録があります(息子が「起立性調節障害」と診断されるまで)。
  • 「いつまで寝てるの」「早く起きないと遅刻するよ」という叱り方はかえって逆効果で、朝から親子関係が悪化した、という反省を綴る保護者もいました(なかなか起きない娘の起こし方)。

夕方に元気に見える姿が、保護者に「本当はいけるのでは」という迷いを生みます。しかし複数のブログが、これは意志ではコントロールしにくい身体の反応だった、と後から振り返っています。

診断まで時間がかかり、受診先に迷う

起立性調節障害は、複数の医療機関を経てようやく診断されることが多いようです。初期には心理面の問題と受け取られたり、風邪などと区別がつかなかったりする、という声が複数ありました。

診断がついたことで「怠けではなかった」と保護者・子ども双方が楽になった、という記録がある一方、診断後も朝の体調と通学の両立には工夫が必要だったと綴られています。中学時代の欠席が続いた子が、オンライン中心の学びやサポート体制の整った進学先を選んで学業を続けられた、という長期の記録もありました(起立性調節障害の大学進学)。

体調に制限があっても進路は開ける

体調の波を抱えながらも、その子の強みや制度を活かして進学したという前向きな体験もあります。

朝が苦手な子にとって、始業時間に幅のある通信制・定時制などが選択肢になります。進学先の体験は通信制高校の選び方まとめでも整理しています。

「怠け」か「病気」か迷ったときの見分け方

体験談から読み取れる、判断のヒントです(あくまで目安であり、診断は医療機関でのみ可能です)。

  • 本人の意思ではコントロールできない身体症状かどうか。 顔面蒼白、立ちくらみ、動悸など、気合いや叱責では改善しない身体的な症状が伴う場合は、起立性調節障害の可能性を考える材料になります。
  • 夕方から夜にかけて元気になるという日内変動。 「夜は普通に過ごせるのに朝だけ起きられない」というパターンは、複数の体験談に共通していました。
  • 叱ることでかえって悪化する。「甘え」として叱った場合に改善しないどころか悪化する様子が見られたら、身体的な要因を疑うきっかけになります。
  • 小児科での診断には時間がかかることを織り込んでおく。 体験談でも診断まで1ヶ月以上かかったケースがありました。すぐに診断がつかなくても、焦らず複数の医療機関を検討する姿勢が大切です。

よくある質問

Q. 起立性調節障害は何科を受診すればいいですか?

まずは小児科(思春期以降は場合により内科)が窓口になります。専門的な検査が必要な場合、循環器や自律神経の専門外来を紹介されることもあります。

Q. 診断がついたら学校生活はどう変わりますか?

診断書があることで、遅刻や欠席への配慮、始業時間の調整などを学校に相談しやすくなります。学校生活の両立の工夫は、進学先選びも含めて通信制高校の選び方まとめも参考にしてください。

参考にしたブログ(保護者の体験)

迷ったときの相談先

朝の身体症状は、心の要因だけでなく起立性調節障害などの身体的な背景があることがあります。判断に迷うときは、まず小児科・かかりつけ医に相談するのが第一歩です。学校生活の悩みが背景にある場合はスクールカウンセラーや教育相談窓口も利用できます。

出典(公的情報)