不登校の子どもとの日々を記録として書き残すこと自体が、親自身の心の支えになった——そんな体験を綴ったブログが複数見つかりました。この記事ではその内容を整理しています。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。
こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。
「一人じゃないよ」という思いから
- 「一人じゃないよ。私もこんなだよ」という思いで、子どもの不登校・引きこもりについての記録を書き始めた、という記録があります。 多くの読者からの励ましや共感を受け取ることで、ブログを通じた相互のサポートが心の支えになっていった、という体験でした(不登校から引きこもりの子育て奮闘中)。
- 11年間という長期の不登校・引きこもりを経験した親が、当時情報が得られず苦労した経験から、同じ悩みを持つ親のために日記を書き始めた、という記録もありました。 自分たちの苦労を共有することが、親自身の心の整理と回復につながっていった、という体験です(不登校・ひきこもりの中学生を持つ親の日記)。
「今」を書き続けるということ
複数の子どもの不登校を経験した親が、過去を振り返るのではなく「現在進行形で記録していくこと」に重点を置いた記録がありました。日々の中で起きたこと、迷ったこと、少しほっとしたことを言葉にするプロセス自体が、気持ちを整理し支えになっていった、という体験です(娘2人が不登校になった日)。
親子で一緒にブログを書き続けている記録もありました。過去ではなく「今を書いていこう」という姿勢で、家族の時間を言葉にする営みそのものが、親の心を支えていた、という体験です(続・大丈夫!不登校ブログ)。親自身の気持ちの整理は不登校の子を持つ親のリアルな悩みまとめも参考になります。
書くという行為そのものが感情の整理になり、それを公開することで「自分だけじゃない」という感覚を他の保護者と分かち合える——というのが複数のブログに共通するメッセージでした。一方向の発信ではなく、読者からの反応を通じた相互のつながりが、孤立感を和らげているようです。
書き始めるときのヒント
体験談から読み取れる、無理なく続けるためのポイントです。
- 公開しなくてもいい。 紙のノートや非公開の日記アプリでも、「書いて気持ちを整理する」効果は得られます。公開はあとから考えれば十分です。
- 子どものプライバシーに配慮する。 公開する場合は、名前・学校名・顔写真など個人が特定される情報を避け、将来子ども自身が読む可能性も頭に置いておくと安心です。
- 「今日あったこと」だけでいい。 立派な文章である必要はありません。体験談でも「現在進行形の記録」に重きを置くスタイルが共通していました。
- つらい日は書かなくていい。 記録が義務になると逆効果です。書けない日があることも含めて記録、と捉える気楽さが長続きのコツのようです。
よくある質問
Q. 書くことは本当に心のケアになるのでしょうか?
感情や経験を言葉にして書き出すことは、心理学では「筆記開示(エクスプレッシブ・ライティング)」と呼ばれ、気持ちの整理に役立つとされる手法です。体験談に共通する「書くと少し楽になる」という実感とも重なります。ただし、つらさが強く日常生活に支障がある場合は、書くことだけで抱え込まず、親自身の心療内科受診の体験まとめも参考に、専門家への相談を検討してください。
Q. ブログを書く時間や気力がありません。
書くことはあくまで手段のひとつです。同じ「気持ちを言葉にする」効果は、親の会で話す・信頼できる人に電話するなどでも得られます。親の会については親のセルフケアまとめをご覧ください。
参考にしたブログ
相談先
書くこと以外にも、教育支援センターの親の会や地域のコミュニティで、同じ立場の保護者とつながる方法があります。
- 保護者自身の気持ちの整理は不登校の子を持つ親のリアルな悩みまとめ
- 親のセルフケアは親のセルフケアまとめ
- お住まいの自治体の窓口は自治体から相談先を探す