子どもの不登校に向き合う中で、保護者自身の心身が限界を迎え、心療内科を受診したという体験があります。この記事では、親自身のメンタル不調とその向き合い方について綴られたブログを読み、共通する悩みを整理しました。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。
こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。
親自身が心身の限界を迎える
- うつ病の治療を続けながら、訪問看護を受けつつ子どもの不登校に向き合っている、という記録があります。 先のことを考えすぎて不安にならないよう、日々の対処法を実践しながら生活している、という体験でした(うつ病ママと不登校の娘の日常)。
- 娘の不登校対応で心身が消耗し、自身の睡眠を削って仕事に出かける生活が続いた末、心療内科を受診するに至った、という記録もありました。 医療とのつながりを持つことで、少しずつ自分の状態を客観視できるようになっていった、という体験です(最後の心療内科)。
「母親をやめたい」と感じるほどの疲弊
複数の負担が重なり、足し算ではなく掛け算のように苦しみが増していった、という記録がありました。感情を紙に書き出して手放す、といった対処法を実践しながら、この状態がいつか終わることを信じて過ごしていた、という体験です(【不登校】母親をやめたかった時、私がしたこと)。
精神的・身体的な疲労に加え、仕事との両立や周囲からの心ない言葉によるストレスが重なり、深く消耗していった、という記録もありました。自分の育て方への自責の念に苦しみながらも、それを言葉にして綴ることで少しずつ気持ちを整理していった、という体験です(不登校の親も疲れたしんどいブログ日記)。
医療とつながることの意味
心療内科に通い始めた当初は「病院に行けば何とかなる」という期待を抱いていたものの、通院を続ける中で「落ちるところまで落ちたら、あとは上がるしかない」という現実的な受け止め方に変わっていった、という記録がありました。最終的に通院を「卒業」できたときの安堵感も綴られていました(最後の心療内科)。親のセルフケアは親のセルフケアまとめも参考になります。
親自身が専門家とつながり、自分の状態を客観的に見てもらうことが、結果的に子どもへの向き合い方にも良い影響を与える——というのが複数のブログに共通するメッセージでした。親が倒れてしまっては元も子もない、という視点が繰り返し語られています。
受診を考えるときの目安
体験談から読み取れる、受診のタイミングを判断するヒントです。
- 「眠れない」「食べられない」が2週間以上続く。 一時的な疲れと違い、睡眠・食欲の変化が長引く場合は、体験談でも受診のきっかけになっていました。
- 子どもへの対応より先に、まず自分の話を聞いてもらう。 心療内科やカウンセリングは「子どものため」ではなく「親自身のため」に使ってよい場所です。
- 心療内科とカウンセリングの違いで迷ったら。 心療内科は医師による診断・薬物治療も含む医療機関、カウンセリングは対話が中心です。まず自治体の保健センターや教育相談に相談すると、症状に応じてどちらが適しているか案内してもらえます。
- 「卒業」できる場所と捉える。 体験談にあるように、通院は一生続くものではなく、状態が落ち着けば終えられるものです。始めることへの抵抗感を減らす考え方として役立ちます。
よくある質問
Q. 心療内科に行くほどではない気もします。まず何をすればいいですか?
自治体の教育相談や精神保健福祉センターでは、電話やメールで気軽に相談でき、必要に応じて医療機関を紹介してもらえます。自治体から相談先を探すで窓口を確認できます。
Q. 通院していることを子どもや周囲に知られたくありません。
多くの保護者が同じ理由で受診をためらいますが、通院は誰にでも知らせる必要のないプライベートな選択です。体験談でも、通院は自分の状態を客観視するための手段として捉えられており、周囲への公表とは切り離して考えて構いません。
参考にしたブログ
相談先
親自身の心身の不調を感じたときは、我慢せず心療内科やカウンセリング、自治体の保健センターに相談することも大切です。
- 親のセルフケアは親のセルフケアまとめ
- 保護者自身の気持ちの整理は不登校の子を持つ親のリアルな悩みまとめ
- お住まいの自治体の窓口は自治体から相談先を探す