学校には行けなくても、地域のボランティア活動に参加したことがきっかけで、少しずつ自信を取り戻していった——そんな体験を綴ったブログが見つかりました。この記事ではその内容を整理しています。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。
こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。
競争のない環境で真摯に働く大人と出会う
いじめによる社会的孤立から絶望感を抱えていた高校生が、樹木植林ボランティアという競争的でない環境で、真摯に働く大人たちの姿を見たことが転機になった、という記録がありました。この経験がその後の大学での農業専攻志望につながっていった、という体験です(不登校の高校生がボランティアで希望をもった話)。
保護猫という「責任」を持つ経験
娘の部屋への引きこもりに無力感を抱えていた親が、保護猫の里親ボランティアという形で、子どもが責任を持てる活動に参加した、という記録がありました。部屋から出る時間が増え、パート勤務も始めるようになり、「完璧ではないが家に笑顔が増えた」という実感が語られていました(「このままでいいの?」と悩んだ日々)。
困難を経験したからこそ、支援する側へ
子どもの不登校を経験した親自身が、回復後に「不登校訪問専門員」「ひきこもり支援相談士」の資格を取得し、他の親たちへのピアサポート活動を始めた、という記録もありました。かつての困難な経験が、社会貢献という形に昇華していった体験です(不登校・ひきこもり支援ボランティア)。限られた時間の中で社会的な活動に関わることが、親自身の充足感にもつながっていた、という記録もあります(20年たっても好きな家)。ボランティアなど社会とのつながりの作り方は習い事・居場所まとめも参考になります。
「他者から感謝される」「人の役に立てている」という実感が、学校では得にくかった自信の回復につながっていた——というのが複数のブログに共通するメッセージでした。単なる復学だけでなく、自分らしい道を見つけるプロセスとして、ボランティア活動が機能しているようです。
活動を探すときのヒント
体験談から読み取れる、始めやすい探し方・選び方のポイントです。
- 社会福祉協議会のボランティアセンターが入口になる。 ほとんどの市区町村にあり、地域の活動(清掃、動物保護、農作業、イベント手伝いなど)を年齢や希望に合わせて紹介してもらえます。
- 「同年代が少ない場」から始める。 体験談に共通するのは、学校のような競争や比較のない環境だったことです。大人や年配の方が中心の活動は、かえって参加しやすいことがあります。
- 単発・短時間から試す。 継続参加を最初から約束せず、一回きりの活動から始めると心理的なハードルが下がります。
- 動物・植物相手の活動は言葉の負担が少ない。 保護猫や植林の体験談のように、対人コミュニケーションが少なめの活動は、人と話すことに疲れている時期でも取り組みやすいようです。
- 本人が乗り気でないなら親から始めるのも一手。 親がピアサポート活動に関わった体験談のように、まず親が地域とつながることが、結果的に子どもへの情報や機会につながることもあります。
よくある質問
Q. 平日昼間の活動に参加していると、学校をサボっていると見られませんか?
不登校の子どもの居場所づくりや社会体験は、学校復帰だけをゴールとしない支援として国も推進しています(教育機会確保法)。活動先には事情を簡単に伝えておくと、周囲の理解も得やすくなります。
Q. ボランティアは出席扱いになりますか?
ボランティア活動そのものが直ちに出席扱いになるわけではありませんが、教育支援センターやフリースクールでの活動は一定の条件で出席扱いになる場合があります。詳しくは教育支援センター(適応指導教室)とは?と在籍校にご確認ください。
参考にしたブログ
相談先
ボランティア活動への参加は、教育支援センターや地域の社会福祉協議会でも情報を得られることがあります。
- 習い事や居場所づくりは習い事・居場所まとめ
- 相談先の全体像は不登校の相談先まとめ
- お住まいの自治体の窓口は自治体から相談先を探す