学校には行けなくても、ピアノや絵画など続けられる習い事があったことが、心の支えになった——そんな体験を綴ったブログが複数見つかりました。この記事ではその内容を整理しています。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。
こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。
唯一の他者との接点
- 不登校・引きこもり期間中、週1回のピアノレッスンが唯一の他者との接点になった、という当事者本人の記録があります。 8年間継続したレッスンが、社会的孤立の中での重要な心理的支柱になっていた、という体験でした(ピアノ教室|現40歳元不登校児のブログ)。
- 学校の人間関係への恐怖を抱えていた子どもが、ピアノを始めたことでレッスンの時間が気持ちを落ち着かせる時間になった、という記録もありました。 親の支援とカウンセラーの関わりの中で、やがて夕方だけの登校という形に移行していった、という体験です(ぼくの歩幅で前に進む)。
発表会での小さな成功体験
学校に行けない状態の息子が、ピアノの発表会に参加し「弾けたね、できたね」と自分の力を実感した、という記録がありました。親が見守る姿勢を保ったことが、子どもの自信構築につながっていった、という体験です(《登校拒否》ピアノ発表会)。
絵を描くことに気づいた情熱
友人関係の摩擦や社会的な圧力から一時的に学校を避けていた時期に、幼少期からの本質的な強みである「絵を描くこと」への情熱に気づいた、という記録がありました。その後、複数の美術大学への合格につながっていった、という体験です(私、本気で絵をやってみたい!)。
焦らず「まだ」と捉え直す
学校にも習い事にも行けない時期があったものの、「行けない」は「まだ」であると捉え直し、家庭内での小さな成功体験(プログラミングやドラム)から少しずつ外への活動を広げていった、という記録もありました(不登校。そして、習い事も行けない)。
回復期に始めたジャズダンスを通じて、「親の本心が子どもの体験に大きく影響する」ことに気づいた記録もありました。「元気になって学校に通えるようになるかも」という下心を手放したことで、子どもは楽しく続けられるようになった、という体験です(不登校の子どもの心の動き②)。習い事や居場所づくりの詳しい選び方は習い事・居場所まとめも参考になります。
学校復帰を目的にするのではなく、子どもが夢中になれるものをそのまま応援する——という姿勢が、複数のブログに共通していました。習い事は、学校以外の場所で「できた」という実感を積み重ねる大切な機会になっているようです。
静かな習い事を選ぶときのヒント
体験談から読み取れる、続けやすい習い事の選び方です。
- 個人レッスン形式を優先する。 ピアノや絵画のように、講師と1対1、あるいは少人数で進められる習い事は、集団活動より心理的な負担が小さい傾向があります。
- 「上達」より「続けられること」を目標にする。 発表会や成果を急がず、通えること自体を評価する姿勢が、体験談では長続きの鍵になっていました。
- 親の期待を脇に置く。 「学校復帰につながるかも」という下心を子どもが感じ取ると、習い事自体が負担になることがあります。楽しんでいるかどうかを優先する視点が複数のブログに共通していました。
- 休みたい日は休んでいい、というルールを先に決めておく。 「絶対に休まない」ではなく、体調に応じて休める習い事の方が、長期的に続けやすいようです。
よくある質問
Q. 習い事の月謝が負担です。何か支援はありますか?
自治体によっては、ひとり親家庭やひとり親世帯向けの習い事助成、就学援助制度などがあります。お住まいの自治体の子育て支援窓口や自治体から相談先を探すでご確認ください。
Q. 習い事にも行けなくなってしまいました。焦るべきでしょうか?
体験談にもあるように、「行けない」は「まだ」の状態と捉え直すことができます。家庭内でできる小さな活動(絵を描く、楽器に触れるなど)から少しずつ広げていく方法もあります。習い事や居場所づくり全般は習い事・居場所まとめも参考にしてください。
参考にしたブログ
相談先
子どもの興味や得意を伸ばす習い事選びは、教育支援センターやフリースクールでも相談できます。
- 習い事や居場所づくりは習い事・居場所まとめ
- 相談先の全体像は不登校の相談先まとめ
- お住まいの自治体の窓口は自治体から相談先を探す