中学生の不登校には、思春期ならではの難しさが重なります。部屋にこもって話さない、反抗期でぶつかる、そして「もう中学生なのに」という進路への焦り。関わりたいのに関われない、というもどかしさが、保護者ブログには率直に綴られています。
この記事では、思春期・中学生の不登校についての保護者ブログを読み、共通する悩みと工夫を整理しました。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。
なお、こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。
話さない・無視される子との距離
- 進路をめぐって意見が食い違い、子どもが8か月間ほとんど口をきかなくなった。それでも毎日「おはよう」「おかえり」と声をかけ続けたことで、やがて子どものほうから接触が戻った、という記録があります(思春期の子どもに無視される…それでも親ができること)。
- 「なぜ行かないのか」「みんなは行っている」という正論や比較が、かえって「理解されていない」という感覚を深めた、という気づきもありました(親子の信頼関係を取り戻す“本当の寄り添い方”)。
「やってあげすぎない」関わり
- 助言や励まし、情報提供が子どもの表情を曇らせると気づき、「天気がいいね」「ご飯なに食べたい?」という圧のない会話に変えたら信頼が戻った、という記録があります(「やってあげない」ことが子どものためになる⁈)。
- 学校への連絡や書類を親が全部引き受けることが、かえって子ども自身が責任を持つ機会を奪っていた、という気づきもありました(不登校反抗期息子のその後)。
進路の焦りと、親自身のケア
- 中3で欠席が続き出席日数や学習の遅れが心配になったが、担任も選択肢に詳しくなく、親が自分で情報を集めて定時制・通信制など多様な道を知り、親子で学校見学をして「気持ちが未来に向いた」、という記録があります(不登校でも進学できる?親子deたどった進路相談への道。)。
- 親が意識的に自分の時間を持つ(散歩・音楽など)ことで心の余裕が戻り、子どもへの対応も良くなった、という記録もありました(イライラを解消したい時に私がやっていたこと)。
進路の具体的な選び方は通信制高校の選び方まとめ、長期的な見通しは不登校のその後・回復と自立のまとめも参考になります。
話さない思春期の子との距離の取り方
体験談から読み取れる、無理なく関わり続けるための工夫です。
- 「話してほしい」を手放し、日常の挨拶だけ続ける。 会話を強要せず、「おはよう」「おかえり」を淡々と続けることが、時間はかかっても信頼の土台になっていました。
- 正論・比較を避ける。「みんな行っている」「なぜ行かないのか」という言葉は、たとえ事実でも子どもを追い詰めやすいことが体験談に共通しています。
- やってあげすぎない。 学校への連絡や書類対応を親がすべて引き受けると、子どもが自分の状況に向き合う機会を奪ってしまうことがあります。できる範囲を少しずつ本人に委ねる方法もあります。
- 親自身の気分転換の時間を確保する。 散歩や趣味など、親が自分のための時間を持つことが、結果的に子どもへの対応にも余裕を生んでいました。
よくある質問
Q. 何ヶ月も口をきいてくれません。関わりをあきらめるべきでしょうか?
体験談では、8ヶ月間ほとんど会話がなかった家庭でも、挨拶を淡々と続けたことで、やがて子どもの方から接触が戻ったケースがありました。反応がなくても、関わりを完全に断つ必要はありません。
Q. 進路が心配で、本人と話し合いたいのですが拒否されます。
無理に本人と話そうとせず、まず親自身が情報を集めておくことができます。定時制・通信制など多様な進路の選択肢を知っておくと、本人が話す気になったときにすぐ提示できます。詳しくは通信制高校の選び方まとめをご覧ください。
参考にしたブログ(保護者の体験)
- 思春期の子どもに無視される…それでも親ができること
- 「やってあげない」ことが子どものためになる⁈
- 不登校反抗期息子のその後
- 不登校でも進学できる? 親子deたどった進路相談への道。
- 【不登校】イライラを解消したい時に私がやっていたこと
- 不登校息子たちの反抗期と、遅れてきたママの反抗期。
- 【不登校の娘と向き合って気づいた】親子の信頼関係を取り戻す“本当の寄り添い方”
相談先
思春期の子との関わりや進路の悩みは、スクールカウンセラー・在籍校の進路指導のほか、自治体の教育相談でも相談できます。親自身のつらさも相談の対象です。
- 親の関わり方は不登校の子との向き合い方まとめ
- 相談先の全体像は不登校の相談先まとめ
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