体験談まとめ不登校のその後進路自立

不登校の「その後」|数年後を語る保護者・当事者の体験まとめ

不登校だった子はその後どうなったのか。note.comなどの保護者・元当事者のブログから、通信制高校や大学への進学、就職、学び直しなど「その後」の体験を整理しました。渦中の不安の先を知るための、長期的な視点の体験談まとめです。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

不登校の渦中にいると、「この子の将来はどうなるのか」という不安が一番重くのしかかります。この記事では、少し先を歩いた家庭や、かつて不登校だった本人が振り返って書いた「その後」のブログを集めました。不安の先に何があったのかを知ることが、今を少し楽にしてくれるかもしれません。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

なお、こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。

「その後」も道は続いていた

  • 中学2年から不登校だった長男が通信制高校を経て大学に進学し、友人たちもそれぞれの進路を歩んでいる、という母親の記録があります。「早く学校に戻さなければ」という焦りが子どもを追い詰めていた、と振り返っています(【我が家の元不登校児】その後の人生は?)。
  • 小学1年から約11年間不登校だった息子が、今は通信制高校で部活にも所属している、という記録もありました。「勉強に口を出さない」という不干渉と時間の経過が、本人の主体的な活動につながった、と綴られています(小学1年生から不登校だった息子の「今」)。

回復は一直線ではない

「その後」は必ずしもまっすぐではない、という率直な記録も複数ありました。

進学や就職のあとに再びつまずくこともあり、大人になってからの学び直しややり直しの道が開かれている、という点が共通していました。

通信制高校が実際の道を開く

  • 進学前は「出席日数も内申点も足りない」と危機感があったが、通信制高校を経由して息子・娘とも進学でき、「一つずつ問題をクリアできた」という記録があります(不登校で高校に行ける気がしない…我が家の体験談)。
  • 学校選びの段階で、面接で子どもと親が責められるように感じた学校ではなく、傾聴してくれた学校を選んだら順調に続いている、という記録もありました(通信制高校の面接で凹んだ親子)。

通信制高校の具体的な選び方は通信制高校の選び方まとめも参考になります。

「立ち止まること」を許す

  • 学校復帰や社会的成功より、家族関係の安定と親子の平穏さを大切にするようになった、という記録があります。親が「立ち止まる」ことを自分に許すと、その中で子どもの回復が進んだ、と綴られています(不登校息子との変わらない日々)。
  • 参考になったのは専門家の理論より「普通の母親が淡々と綴った、数年後に子が大学生になるまでの記録」だった、という声もありました(不登校の記録③)。

「その後」を見据えて今できること

体験談から読み取れる、長期的な視点で持っておきたい心構えです。

  • 「今すぐ学校に戻す」を目標にしない。 焦りが子どもを追い詰めていた、と振り返る記録が複数ありました。長い時間軸で見れば、進学・就職への道は不登校の期間の長さだけで決まるわけではないようです。
  • 回復は一直線ではないと知っておく。 一度社会に出た後に再びつまずき、学び直しをする道を選んだ人もいます。「やり直しがきく」という事実を知っておくことが、渦中の不安を和らげます。
  • 「立ち止まる」ことを自分に許す。 学校復帰や社会的な成功を急がず、家族の平穏を優先する視点への転換が、複数の体験談で回復の転機になっていました。
  • 同じ経験をした人の記録を探す。 専門家の理論より、実際に数年を経た保護者の率直な記録が支えになった、という声もあります。

よくある質問

Q. 不登校の期間が長いと、将来の選択肢は狭まりますか?

体験談では、通信制高校やその後の学び直しなど、年齢に関係なく選べる道が複数示されていました。期間の長さより、本人のペースで次の一歩を選べる環境があるかどうかが重要なようです。

Q. 「その後」がうまくいくかどうか、今の対応で決まってしまうのでしょうか?

体験談に共通するのは、渦中の対応が完璧でなくても、後から振り返れば道は開けていたという点です。今の焦りや不安を減らし、親子ともに消耗しない関わり方を続けることが、結果的に長い目で見て支えになるようです。

参考にしたブログ(保護者・元当事者の体験)

相談先

「その後」の進路や自立に向けては、在籍校の進路指導のほか、若者サポートステーションなど就労・自立の支援窓口も利用できます。学齢期を過ぎてからの相談先はひきこもり地域支援センターとサポステとは?で詳しく解説しています。

出典(公的情報)