保護者の悩み体験談まとめ高卒認定試験進路

不登校と高卒認定試験|子どもの挑戦・親自身の挑戦の体験談

不登校をきっかけに高卒認定試験(高認)という選択肢と向き合った家族のブログを読み、子どもが挑戦するまでの葛藤や、親自身が高認に挑戦した理由を整理しました。note.comなどの体験談を要約しています。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

不登校が長引くと、「高校に行かなくても学べる道はあるのか」という選択肢の一つとして高卒認定試験(高認)が話題にのぼることがあります。この記事では、子どもが高認に挑戦した体験と、親自身が高認に挑戦した体験の両方を、保護者・当事者のブログから整理しました。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。

子どもが高認に挑戦するまでの葛藤

  • 試験当日に行けなくなるのではないかという心配を抱えながら見守った、という記録があります。 中学1年から6年間不登校が続いた子どもが、通信制高校のスクーリングにも参加できなかった末に、自分で手続きを進め高卒認定試験に合格した——親は「6年間の重圧から解放された」と振り返っていました(19歳不登校、高卒認定試験合格)。
  • 試験合格後も課題が続く、という現実的な記録もありました。 進学校から通信制高校を経て大学受験を目指す子どもについて、試験会場に到達できたこと自体が「大きな進歩」であり、その先の進路選びでは子ども自身の主体性と親の信頼のバランスに悩み続けている、という体験です(高卒認定試験の結果がきました)。

親自身が高認に挑戦した理由

子どもの不登校対応の中で、親自身が自分の不登校・中卒という経歴に向き合い、高卒認定試験に挑戦したという体験もありました。苦手科目への学習継続の難しさを抱えながらも、「苦手で終わらせるのはもったいない」と大人になってからの学び直しに意味を見出していた、という記録です(中卒、不登校の私が高認を受ける理由)。

高校進学を拒否した息子に対し、中卒である自分が進学を勧められない無力感を抱えていた父親が、「経験していないことを否定する生き方より、経験していないことを知ろうとする姿勢を背中で示したい」と42歳で高卒認定試験に挑戦した、という記録もあります(42歳で高卒認定試験を受けた結果)。子ども本人の進路の選び方は通信制高校の選び方まとめも参考になります。

高卒認定試験は「大学進学資格」は得られても「高卒の学歴」にはならないという制度的な制約もあり、通信制高校との比較を含めて慎重に検討する必要がある——という点も複数の記録から見えてきました。子どもが挑戦する場合も、親自身が挑戦する場合も、「見守る姿勢」と「信頼」が共通のテーマとして語られています。

高卒認定試験と通信制高校、どちらを選ぶか

体験談を踏まえて、判断の目安を整理しました。

比較項目 高卒認定試験 通信制高校
学歴 「高卒」にはならない(大学受験資格が得られる) 卒業すれば「高卒」になる
通学 基本的に不要(年2回の試験のみ) スクーリング(面接指導)が一部必須
向いているケース 大学進学だけが目的、学校に通う負担を最小限にしたい 高卒資格そのものが必要、少しずつ通学に慣らしたい

体験談にもあるように、試験会場に行くこと自体がハードルになる場合もあるため、本人の外出への抵抗感も選択の重要な材料になります。

よくある質問

Q. 高卒認定試験は何歳から受けられますか?

受験年度末に16歳以上であれば受験できます(合格の効力発生は18歳の誕生日の翌日から、大学入学資格としては満18歳になる年度から有効です)。詳細は文部科学省の高等学校卒業程度認定試験のページでご確認ください。

Q. 全科目に合格できるか不安です。少しずつでも大丈夫ですか?

高卒認定試験は科目ごとの合格が積み重なっていく仕組みで、一度に全科目に合格する必要はありません。1回の試験で一部科目だけ受験し、複数回に分けて合格を目指す人も多くいます。

参考にしたブログ

相談先

高卒認定試験の制度や出願方法は、教育支援センターやスクールソーシャルワーカーでも相談できます。通信制高校との比較検討も含め、早めに情報を集めることが安心につながります。

出典(公的情報)