高校生になってからの不登校では、「高校を辞める」という選択が現実的な悩みになることがあります。この記事では、高校中退を決断するまでの家族の葛藤について綴られたブログを読み、共通する悩みを整理しました。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。
こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。
「辞めたい」に動揺する親
子どもから「高校を辞めたい」と告げられたときの動揺を綴った父親の記録があります。学校側が意外にも協力的な対応を見せたことに驚きながらも、長期戦を覚悟する心理的な負担を感じていた、という体験でした。最終的に、娘が自ら通信制高校への編入手続きを進め、学費も一部負担すると申し出たことで、「本人が覚悟を決めているなら反対する理由はない」と考えるに至ったといいます(子どもが高校を辞めたい時に親がするべきこと)。
当事者本人が語る中退までの道のり
高校生本人による記録では、駅でのパニックをきっかけに、毎日2時間以上の送迎を続けてくれた母親への申し訳なさと、親を失望させることへの恐怖から中退をなかなか言い出せなかった、という体験が綴られていました。保健室の先生から背中を押されたことで、初めて決断できたといいます(高校を中退した話)。
中学2年から続く不調の中で、卒業を目指しながら受験勉強を続けることが現実的ではないと感じ、中退を「これ以上壊れないための選択」と捉えるようになった、という記録もありました。中退後も親に対して申し訳なさを感じ続けたと振り返っています(高校中退を考えている人へ)。
親自身の視点の変化
複数の子どもの不登校を経験した親が、「親の役割は心配することではなく、信じること」という気づきに至った記録がありました。7年間の不登校・引きこもりを経て、子ども自身が支援機関に参加することを選んだ経緯が綴られています(通信制高校中退の経験と親の成長)。高校中退後の進路の選び方は高卒認定試験を選んだ体験談や通信制高校の選び方まとめも参考になります。
「高校中退=人生の終わり」ではなく「一つの選択肢」として捉え直す視点への変化が、複数のブログに共通していました。学歴への期待から、子ども本人の心身の健康を優先する価値観へと転換していくプロセスが描かれています。
中退を考えたときに確認しておきたいこと
体験談に共通して登場する、決断前に押さえておきたいポイントです。
- 中退と休学は別の選択肢。 籍を残したまま休む「休学」であれば、後で気持ちが変わっても復学しやすくなります。中退を急ぐ前に、休学制度の有無を学校に確認できます。
- 転学・編入という道もある。 全日制から通信制・定時制への転学は、中退して新たに入学し直すより在籍期間の扱いで有利になる場合があります。
- 本人の「覚悟」を確認する。 体験談では、子ども自身が次の進路(編入手続きや学費の一部負担)まで主体的に動いたことで、親が背中を押せるようになっていました。親から先回りして決めないことが、後悔を減らすようです。
- 奨学金・学費の condition を先に調べる。 中退・転学のタイミングによっては、これまでの学費や奨学金の扱いが変わることがあります。学校事務室に早めに確認しておくと安心です。
よくある質問
Q. 中退すると学歴はどうなりますか?
高校を卒業していない「中卒」の扱いになります。その後に高卒資格を得る方法としては、通信制高校への入学や高卒認定試験があります。高卒認定試験を選んだ体験談で詳しく整理しています。
Q. 子どもが「辞めたい」と言い出しました。すぐに決めるべきですか?
体験談では、多くの家庭が数週間〜数ヶ月かけて悩み、休学や転学の可能性も含めて検討していました。一度の会話で結論を急がず、担任やスクールカウンセラー、進路指導の先生にも相談しながら選択肢を整理する時間を取ることができます。
参考にしたブログ
相談先
高校中退や進路変更を考えたときは、まず学校の担任や進路指導の先生、スクールカウンセラーに相談することができます。
- 高卒認定試験の体験は高卒認定試験を選んだ体験談
- 通信制高校の選び方は通信制高校の選び方まとめ
- お住まいの自治体の窓口は自治体から相談先を探す