卒業の時期が近づくと、不登校の子の卒業アルバムや集合写真をどうするかという新しい悩みに直面する保護者は少なくありません。この記事ではその体験を整理しています。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。
こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。
子どもの「いらない」という意思
- 子ども本人が「いらない」と明言しているのに、学校側が異なる判断を示すことに葛藤した記録があります。 数年後に後悔するかもしれないという不安も抱えながら、最終的には子どもの意思を尊重し、「形式的な成長のカタチは手にしなくても、その先に見える世界が幸せであることを願う」という考えに至った、という体験でした(小6不登校児の「卒アル」問題)。
- 「卒業アルバムに名前も写真も載せてほしくない」という子どもの望みに、深い葛藤を抱えた記録もありました。 「大切な子どもの存在が認められないことは、心臓を握りつぶされるかのような苦しさ」だったと綴りつつ、学校側に「その子が参加しやすい形」でメッセージを届けることの大切さを伝えていました(卒業アルバムに載らない、不登校のわが子)。
撮影当日、気持ちが変わることも
集合写真撮影への抵抗感が強かった子どもが、「合成だと嫌」という気持ちから最終的に撮影に参加した、という記録がありました。父親の一言も決断に影響し、親の当初の想定とは異なる経過をたどった、という体験です(卒業アルバム用集合写真撮影)。「行くわけない」と拒否していた子どもが、最後のギリギリの時期に自発的に決断を変えた、という記録もありました。夏の制服のみを着用して撮影するという工夫も行われていました(不登校息子、夏の制服と卒アルの個人写真)。
折衷案を探る
担任からの繰り返しの撮影依頼に直面しながらも、「集合写真は合成技術を使う、個人写真は自宅で撮ってデータを提出」という折衷案にたどり着いた記録がありました。当初は「何とか学校に行かせよう」としていた気持ちから、「ありのままを受け入れる」姿勢へと変わっていったことが、コミュニケーションの改善につながった、という体験です(不登校 卒業アルバム問題)。
写真館での撮影が学校での撮影より現実的だったという体験(不登校 卒業アルバムどうしますか?)や、学校側の負担も理解しつつ双方にとって良い解決策を模索した記録(卒業アルバム(不登校の話))もありました。関わり方全般の悩みは不登校の子との向き合い方まとめも参考になります。
「記録に残すことが必ずしも良いとは限らない」という視点への転換が、複数のブログに共通していました。子どもにとって辛い記憶であれば、無理に形として残さない選択も尊重されるべきだと考える保護者が多いようです。
卒業アルバム・集合写真の折衷案
体験談に登場した、実際に使われた対応方法を整理しました。
- 合成写真での参加。 別日に個人写真を撮影し、集合写真に合成してもらう方法。多くの学校で対応可能です。
- 自宅での撮影データ提出。 学校での撮影が難しい場合、自宅で撮った写真データを提出する形で対応してもらえることがあります。
- 写真館での個別撮影。 学校の設備を使わず、外部の写真館で制服姿の写真を撮る方法も選択肢になります。
- 「載せない」という選択。 子ども本人が強く望む場合、名前・写真ともに掲載しない選択も可能です。学校によって対応は異なるため、早めの相談が必要です。
よくある質問
Q. 卒業アルバムの対応はいつ頃から学校に相談すればいいですか?
多くの学校で、卒業アルバムの撮影は年度の後半(10〜12月頃)に行われます。対応を検討する時間を確保するためにも、早めに担任に相談しておくことをおすすめします。
Q. 子どもが「載せたくない」と言っていますが、後で後悔しないか心配です。
体験談でも同様の葛藤が語られていましたが、多くの保護者が最終的に本人の意思を優先していました。将来の後悔より、今の子どもの気持ちを尊重することが、複数のブログに共通するメッセージです。学校行事全般への参加の悩みは運動会・文化祭・卒業式への参加をめぐる悩みも参考にしてください。
参考にしたブログ
- 小6不登校児の「卒アル」問題
- 卒業アルバムに載らない、不登校のわが子
- 卒業アルバム用集合写真撮影
- 不登校息子、夏の制服と卒アルの個人写真
- 不登校 卒業アルバム問題
- 不登校 卒業アルバムどうしますか?
- 卒業アルバム(不登校の話)
相談先
卒業アルバムや卒業式への参加方法は、担任の先生に事前に相談することで、個別の対応を検討してもらえることがあります。
- 学校行事への参加の悩みは運動会・文化祭・卒業式への参加をめぐる悩み
- 関わり方の悩みは不登校の子との向き合い方まとめ
- お住まいの自治体の窓口は自治体から相談先を探す