保護者の悩み体験談まとめ学校行事卒業式

不登校の子の運動会・文化祭・卒業式|参加するかどうかの悩み

不登校の子が運動会・文化祭・卒業式に参加するかどうかで悩んだ保護者のブログを読み、期待と現実のギャップ、学校側の柔軟な対応、子ども本人の意思を尊重する大切さを整理しました。note.comなどの体験談を要約しています。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

運動会、文化祭、卒業式——不登校が続く中でも、こうした学校行事のたびに「参加させるべきか」「無理をさせないか」という悩みに直面する保護者は少なくありません。この記事では、学校行事への参加をめぐる保護者のブログを読み、共通する悩みや工夫を整理しました。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。

「当たり前」の期待と現実のギャップ

  • 子どもが敷地内に入れず、練習で予定されていた場所が空いている光景に涙した、という記録があります。 「少しだけでも参加してくれたら」という期待が崩れる無力感の一方で、「門まで来られたこと」を小さな成長として捉え直した、という体験でした(運動会は出れる?出れない?親としての想い)。
  • 運動会の練習音を聞くたびに悲しみを感じていた、という記録もあります。 娘が帰宅後に楽しそうに友達の話をする様子を見て、「この子の気持ちは、この子にしか分からない」と気づいたという体験でした(切なかった不登校の娘の運動会)。

学校側の柔軟な対応という選択肢

複数のブログで、通常出席・別室参加・午後の個別実施・校長室での受け取りなど、学校側が多様な選択肢を用意してくれた体験が語られていました。ある記録では、学校が娘のためだけに「おひとり卒業式」を演出してくれ、親は「娘が学校へ行かない選択をしなければ、この感動を味わうことができなかった」と振り返っていました(娘のためだけに学校がおひとり卒業式を演出してくれた話)。

一方で、個別対応が必ずしも子どもの希望と一致するとは限らない、という声もありました。親は「十分に感動的で素敵な卒業式」と感じても、子ども自身は「お友達と一緒に卒業式がしたかった」と話した、という記録です(ひとりだけの卒業式と家族の様子)。

子ども本人の意思を最優先にする

「これは母が決めることではなく、本人に決めさせた」と、卒業式への参加可否を子ども自身に委ねた記録がありました(うちの次男の不登校 小6卒業式)。文化祭を「楽しむべき」という思い込みを手放し、欠席の選択をした後に子どもが安心した様子を見て、親自身の理想を手放すプロセスを経験した、という体験もありました(「ぼっちが嫌だ」と言いながら文化祭に向かった高1息子のその後)。

7年間の不登校経験の中で毎年参加可否の判断を続けてきた親が、ある年「初めて不参加」を選んだとき、「がっかり感は特になく、もやもやすることも何もなかった」と振り返る記録もありました(今年の運動会は初の不参加です)。長年の経験を重ねるうちに、行事参加への執着そのものが薄れていく、という変化が見えてきます。関わり方全般の悩みは不登校の子との向き合い方まとめも参考になります。

行事参加の判断で意識したいポイント

体験談から読み取れる、判断の材料になる視点です。

  • 「参加できたか」より「本人がどう感じたか」で振り返る。 個別対応が実現しても、本人の希望(友達と一緒に、など)とは違う形になることもあります。結果より本人の気持ちを確認することが大切です。
  • 学校に早めに相談し、選択肢を聞く。 別室参加、午後の個別実施、写真だけの参加など、学校側にも複数の対応パターンがあることが多いので、早めの相談が選択肢を広げます。
  • 「毎回同じ判断」でなくていい。 ある行事は参加、別の行事は不参加、と都度本人の状態に合わせて判断を変えることは自然なことです。
  • 不参加でも「その子なりの区切り」を用意できる。 家庭で小さなお祝いをする、思い出の品を用意するなど、学校行事に代わる形で節目を作った家庭もあります。

よくある質問

Q. 行事を休ませることに罪悪感があります。無理にでも参加させるべきでしょうか?

体験談では、無理に参加させるより、本人の意思を確認し尊重した家庭の方が、後悔が少ない傾向が見られました。参加・不参加のどちらを選んでも間違いではありません。

Q. 学校が個別対応をしてくれるか分かりません。どう相談すればいいですか?

まず担任に「参加が難しい場合、どのような対応が可能か」を早めに尋ねてみることができます。学校によって対応の幅は異なりますが、体験談にもあるように、想像以上に柔軟な対応をしてくれるケースも多くあります。

参考にしたブログ

相談先

行事参加の形は、担任の先生や教育支援センターに相談すると、学校ごとの柔軟な対応策を提案してもらえることがあります。

出典(公的情報)