保護者の悩み体験談まとめアルバイト社会復帰

不登校からアルバイトを通じて社会と関わり始めた体験談

不登校・引きこもりだった高校生年代の子が、アルバイトをきっかけに少しずつ自信を取り戻していった過程を、本人・保護者のブログから整理しました。面接の失敗や小さな成功体験を要約しています。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

「学校には行けないけれど、アルバイトには行ける」——そんな子どもの姿に戸惑いながらも、そこに大切な意味を見出した保護者や当事者のブログが複数見つかりました。この記事ではアルバイトをきっかけに社会と関わり始めた体験を整理しています。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。

短時間・無理のない働き方から始める

  • フリースクールと両立できる短時間のアルバイトを選び、小さな成功体験の積み重ねが自信につながった、という当事者本人の記録があります。 バイト前には体調の不安を抱えながらも、続けるうちに「バイトが上手くいくと次も大丈夫」という気持ちの転換が起きた、という体験でした(不登校だった僕が〜初めてバイトした日〜)。
  • 社会不安を抱えながら、自宅近くで無理のない短時間勤務を選んだ、という記録もありました。 職場の人間関係よりも自分自身のペースを保つことを優先し、長く続けられる働き方を意識的に選んだ、という体験です(引きこもりニートが選んだ新しい仕事)。

面接の失敗は通過点

面接で4回続けて不合格になった後、5回目でようやく採用され、その後半年間働き続けた、という当事者本人の記録がありました。緊張で声が小さくなってしまう自分に気づき、「意識的に大きな声で話す」ことを心がけたことが転機になった、という体験です(~面接4連敗~元引きこもり中学生の僕が、初バイトを勝ち取るまでの話)。

親の「受け入れる」姿勢が転機になる

長年ニート状態が続いていた息子が、自ら気づいて仕事を選び始めた、という父親の記録がありました。それまで指図や強制を重ねてきたことを後悔し、「今を受け入れる」姿勢に変わったことで、子ども自身の内発的な動機づけが生まれた、という体験です(不登校、中卒、ニートの息子が仕事を始めた日)。

双極性障害の診断を受けていた娘が、主治医の勧めで得意な語学を活かしたアルバイトに挑戦した、という母親の記録もありました。親が「聞く」ことを中心にした関わり方に徹したことで、娘が前向きな体験を得られた、という記録です(働かなきゃ…でも怖い。不登校引きこもり娘、初バイト!)。アルバイトを通じた社会復帰は、進路選びとも関わってきます。通信制高校の選び方まとめも参考になります。

給与という目に見える報酬や「誰かの役に立てている」という実感が、学校では得にくかった自信を取り戻すきっかけになっていた——というのが複数のブログに共通するメッセージでした。

アルバイトを始めるときのヒント

体験談から読み取れる、無理なく始めるためのポイントです。

  • 在籍校の生徒との接点が少ない職場を選ぶ。 近所ではなく少し離れたエリア、あるいは同年代が少ない職場(工場、清掃、高齢者施設など)を選ぶと、学校関係者と会う不安が減ります。
  • 短時間・単発から試す。 週1回数時間から始め、続けられそうなら日数を増やす、という段階的な進め方が体験談に多く見られました。
  • 面接の失敗を織り込んでおく。 体験談にもあるように、何度か不採用が続くのは珍しいことではありません。「うまくいかなくて当然」と思っておくと、次に挑戦しやすくなります。
  • 年齢制限や労働条件を事前に確認する。 15歳未満は原則就労できない、深夜労働に制限があるなど、年齢に応じたルールがあります。求人票や自治体の若者就労支援窓口で確認できます。

よくある質問

Q. 学校には行けないのに、アルバイトはしてもいいのでしょうか?

学校を休みながらアルバイトをすることに罪悪感を持つ保護者もいますが、体験談では、社会との接点を持つこと自体が回復を後押ししていました。ただし在籍校によっては生徒のアルバイトに許可が必要な場合もあるため、心配な場合は担任に確認しておくと安心です。

Q. 面接が怖くてなかなか応募できません。

いきなり面接を受けるのではなく、まず求人票を眺める、電話で問い合わせるところから始めても構いません。体験談にも、何度も不採用を経験しながら少しずつ慣れていった記録があります。焦らず自分のペースで進めることが大切です。

参考にしたブログ

相談先

アルバイトを含めた社会との関わり方は、教育支援センターや自治体の若者支援窓口でも相談できます。

出典(公的情報)