保護者の悩み体験談まとめ料理親子関係

不登校の子と一緒に料理をした|親子関係の変化の体験談

不登校の子どもと一緒に料理やお菓子作りをすることで生まれた親子関係の変化を、保護者・当事者のブログから整理しました。義務感を手放す工夫や自信の育ち方を要約しています。

ふとうこうナビ編集部公開 編集方針

不登校の子どもと一緒に台所に立つことが、思いがけず親子関係を変えるきっかけになった——そんな体験を綴ったブログが複数見つかりました。この記事ではその内容を整理しています。内容はいずれも各ブログの要約(意訳)です。

こども家庭庁によると令和6年度の小中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で、12年連続の増加・過去最多です(こども家庭庁)。

「お願いしない」料理の任せ方

  • 子どもに料理を任せる際、「お願いしない」「後片付けはやらなくてOK」という方針で義務感を取り除いた、という記録があります。 ワクワクした家庭の雰囲気づくりを心がけたことで、子どもは包丁研ぎや魚のさばき方に興味を広げていった、という体験でした(子への料理の任せ方!!4つのポイント)。
  • 不登校中にお菓子作りに没頭し、感覚過敏を味や香りをつかむ能力として活かしていった、という記録もありました。 砂糖や油、発酵食品などの知識を深め、最終的には10代でお菓子工房の開業に至った、という体験です(元不登校さんが10代でお菓子屋さんの開店準備中!)。

頭を使う作業が心を落ち着かせる

お菓子作りの「頭を使う」工程が、繰り返し思考を抑える助けになった、という当事者本人の記録がありました。測定や手順を踏むプロセスが心理的な安定をもたらし、友人とお菓子作りを共有することで社会的なつながりも回復していった、という体験です(不登校JKのお菓子作り)。

お弁当・食事を通じた気持ちのつながり

お弁当を用意し始めたことで、娘の体調や気分が安定するように感じた、という記録がありました。食事は栄養だけでなく「親子の気持ちをつなぐ時間」であり、時には家の中でピクニックのように一緒に食べることが親子関係を深めていった、という体験です(不登校のお子さんのお昼ご飯、どうしてる?)。

登校するかわからない中でもお弁当を作り続けることに、最初は子どもから抵抗があった、という記録もありました。弁当箱のサイズを前夜に子どもに選ばせるなど「協働」の形にシフトしたところ、2年目には厳しい言葉が減り、関係が改善していった、という体験です(登校するかはわからない。それでもお弁当を作る理由)。

料理を通じた社会とのつながり

料理好きな子どもたちが、子ども食堂の調理ボランティアに参加した、という記録もありました。玉ねぎの皮むきや卵ゆでなど自分のペースで作業でき、「また来たい」という自発的な希望が生まれた、という体験です(お料理好きな不登校の子と。子ども食堂の調理ボランティアという選択肢)。関わり方全般の悩みは不登校の子との向き合い方まとめも参考になります。

料理を「義務」ではなく「一緒に楽しむ時間」として位置づけることで、対立から協力へと親子関係が変わっていく——というのが複数のブログに共通するメッセージでした。

一緒に料理を始めるときのヒント

体験談から読み取れる、無理なく取り入れるための工夫です。

  • 「お願い」ではなく「誘い」にする。「やってほしい」ではなく「一緒にやってみない?」という誘い方が、義務感を減らし取り組みやすくしていました。
  • 失敗や後片付けを気にしない。 上手にできるかどうかより、一緒に台所に立つ時間そのものを目的にすると、続けやすくなります。
  • 測る・混ぜるなどの単純作業から始める。 包丁を使う工程が不安な場合も、計量や混ぜる作業だけなら気軽に参加できます。
  • 完成した料理を家族で一緒に食べる。 作る過程だけでなく、食卓を囲む時間も含めて「一緒に楽しむ」ことを意識すると、関係の変化を感じやすいようです。

よくある質問

Q. 子どもが台所に興味を示しません。無理に誘うべきですか?

体験談でも、最初は関心が薄くても、繰り返し誘ううちに少しずつ興味を持ち始めたケースが複数ありました。ただし本人が明確に嫌がる場合は無理強いせず、別の共同作業(掃除や買い物など)から試す方法もあります。

Q. 料理を通じて子どもの得意なことを伸ばしたいのですが、次のステップが分かりません。

体験談には、料理から発展して子ども食堂のボランティアやお菓子屋さんの開業準備につながった例もありました。興味の広がり方は人それぞれなので、まずは本人のペースで楽しめているかを大切にしてください。関わり方全般の悩みは不登校の子との向き合い方まとめも参考になります。

参考にしたブログ

相談先

子どもの興味や得意を伸ばす活動は、教育支援センターやフリースクールでも相談できます。

出典(公的情報)